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老人ホーム・介護施設選びのポイント
利用者にとって施設は、生活そのものです。従って、いかに不自由なく快適に過ごせ、かつ、経済的な負担が重くないことが大切です。さらに、現在の満足度だけでなく将来起こりうる状況も考慮し、長期的な視点で見ることも重要だと思われます。「サービス」「スタッフ」「価格」「環境(立地)」「設備」の5つの観点からポイントを整理してみました。
サービス
介護・医療サービス
献立表や写真から傾向を読み取りましょう
- 【ポイント】
- 利用者の状況と提供可能なサービスがマッチしているか
- 介護スタッフが常駐する体制が整っているか
- 看護スタッフが常駐する体制が整っているか
- 常駐する職員は資格を持っているか(介護職員初任者研修・介護福祉士など)
- リハビリの設備は整っているか
- 医療行為を行える設備は整っているか
- 医療機関との提携・連携は整っているか
その他サービス
- 【ポイント】
- 日々のレクリエーションは利用者の嗜好にあっているか
- 季節ごとのイベントは充実しているか
- 外出を伴うイベントは 充実しているか
- 地域との交流は行われているか
食事
主治医やケアマネジャーに相談し、将来必要になりそうなサービスも考慮に入れて選びましょう
- 【ポイント】
- 和洋中どのようなメニューが多いか?
- 療養食や介護職などは用意されているか?
スタッフ
施設見学時に、実体験してください。
- 【ポイント】
- 「一生を過ごしたい」と思える雰囲気か
- スタッフの態度・雰囲気に好感を持てるか
- スタッフは質問に誠実に答えていたか
- スタッフ同士のコミュニケーションは円滑か
- 施設長の人柄はどうか
- 入居者に接する姿勢はどうか
- 勤続期間はどのくらいか(何か問題があるから辞める)
費用
初期費用や月額費用の概算金額を計算してみましょう。
初期費用 | 契約方法(利権権方式や賃貸借方式)や部屋タイプによって差があります |
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月額費用 | 介護サービス費や居住費などは、施設の種類、要介護度、そして初期費用の額によっても変わってきます。 |
別途費用 | シーツ交換やおむつ代などのサービス費、新聞・雑誌費などの娯楽費も見積もってみましょう |
- 【ポイント】
- 初期費用は無理なく支払える範囲か
- 月額利用料は無理なく支払える範囲か
- 別途費用は把握できているか
- 介護保険料について把握できているか
- 返還金制度について 確認できているか
- 初期費用の保全措置は確認できているか
- クーリングオフに関して確認できているか
環境(立地)
ご利用者にとっての快適さのみならず、家族をはじめとする訪問者の立場からの視点も大切です
- 【ポイント】
- 住み慣れた街か
- 家族の住まいが近いか
- 周辺は利用者の嗜好(都会あるいは郊外など)に合っているか
- 公共交通機関(鉄道・バスなど)で便利か
- 駐車場は留めやすいか
- 高速道路のインターチェンジが近いか
- スーパーやコンビニ・ドラッグストアが近いか
- 医療機関が近いか
設備
居室と共同スペースがあります。それぞれについての確認が必要です
- 広さは十分か
- 日あたりはどうか
- 窓から見る景色は
- 設備は十分か(浴室・トイレ・洗面台他)
- 収納スペースは十分か
- 洗濯物を干すスペースはあるか
- 緊急通報装置はあるか
- 玄関に鍵はついているか
【居室ポイント】
- 居室の不足分を共用部分で補えているか
- 共用部分にリビングや食堂はあるか
- 娯楽用のスペースや 設備は充実しているか
- 清掃頻度はどの程度か
【共用ポイント】
運営方針
施設の運営方針などが公開されていたら、ざっとで良いので、ぜひ一読してください。運営方針は、施設での生活に大きな影響を与える要素であり、施設長や施設スタッフの雰囲気・人柄を左右します。またホームページやカタログなどの出来からも、施設の雰囲気はある程度つかめます。
相性が合いそうな施設選びを心がけましょう。
- 運営方針を明確にしているか
- 運営方針に納得性があるか
- 長期入院後も受け入れ可能か
- 外出許可の取得が楽か
- 入居一時金の償却についての情報は公開されているか
例えば、こんな点に注意